吉田正尚はMLBで通用するのか…大型契約結んだ日本人野手5人。メジャー1年目の成績は?
2022/12/23
産経新聞社、Getty Images
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オリックス・バファローズの吉田正尚外野手は、今オフにポスティングシステムを行使してメジャー挑戦を決断。公示からわずか1日で、ボストン・レッドソックスと5年総額9000万ドル(約123億3000万円)の大型契約を締結した。ここでは、大型契約を結んだ日本人野手のMLB1年目の成績を振り返っていく。
イチロー
日本人野手としては初めてのメジャーリーガ―となったイチロー。MLB1年目から圧倒的な成績を残した。
NPBでは7年連続首位打者をはじめ、数々の打撃タイトルを戴冠。当時のNPBシーズン最多安打記録(210本)を更新するなど球界を席巻した。2000年オフにポスティングシステムを行使し、3年総額1400万ドルでシアトル・マリナーズに移籍した。
開幕戦から「1番・右翼」でスタメン出場すると、デビュー戦でいきなりマルチ安打を記録した。その後も攻守に圧巻のパフォーマンスを披露し、ルーキーながらアメリカン・リーグ外野手部門のファン投票1位でオールスターゲームに選出。最後までその実力を発揮し続け、レギュラーシーズンは157試合出場、打率.350、メジャー新人最多記録となる242安打、8本塁打、69打点、56盗塁をマークした。
同年はアジア人初の新人王をはじめ、首位打者、盗塁王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞を受賞。さらにはチームを地区優勝に導いた活躍が評価され、シーズンMVPにも輝いた。