吉田正尚はMLBで通用するのか…大型契約結んだ日本人野手5人。メジャー1年目の成績は?
2022/12/23
産経新聞社、Getty Images
福留孝介
福留孝介は、幸先の良いスタートを切ったが、シーズン後半は極度の不振に苦しんだ。
NPBでは、中日ドラゴンズでルーキーイヤーから主力として活躍。2006年には打率.351、31本塁打、104打点、出塁率.438と圧巻の数字で最優秀選手(MVP)に輝いた。翌2007年オフに海外FA権を行使し、4年総額4800万ドルでシカゴ・カブスへ移籍した。
メジャー1年目は開幕戦から「5番・右翼」でスタメン出場すると、起死回生の同点3ランを含む猛打賞の鮮烈なデビューを飾った。勢いそのままに前半戦は好調を維持。日本人野手3人目のオールスターゲームにも選出された。
ところが、シーズン後半は不振が続き、打率は急降下。スタメン落ちする試合も増え、最終的に150試合出場で打率.257、10本塁打、58打点の成績となった。チームはポストシーズンへと駒を進めたが、福留自身は振るわず、チームも地区シリーズで敗退。好不調の波が激しいデビュー年となった。