吉田正尚はMLBで通用するのか…大型契約結んだ日本人野手5人。メジャー1年目の成績は?
2022/12/23
産経新聞社、Getty Images
鈴木誠也
激動のメジャー1年目を過ごした鈴木誠也。故障離脱もあったが、好パフォーマンスを見せた。
2012年ドラフト2位で広島東洋カープに入団し、高卒4年目に大きく飛躍を遂げた。同年から6年連続で打率3割、25本塁打以上をクリアし、2019年と2021年には首位打者と最高出塁率の打撃2冠を獲得。2021年オフにポスティングシステムを行使し、メジャー挑戦を決断した。ロックアウトの影響で契約はもつれたが、3月に当時の日本人野手最高額となる5年総額8500万ドルでシカゴ・カブスに移籍した。
メジャー1年目は「6番・右翼」で開幕スタメンを勝ち取ると、その打棒を遺憾なく発揮。4月のナショナル・リーグ月間最優秀新人に選出されるなど、最高のスタートを切った。しかし、5月下旬に左手薬指を痛め、負傷者リスト(IL)入り。1カ月以上の離脱を余儀なくされた。
復帰後は不振に苦しむ時期もあったが、最終的に111試合に出場し、打率.262(規定未満)、14本塁打、46打点、9盗塁をマークした。メジャーの環境にも慣れた2年目は、さらなる活躍が期待される。