【MLB】3年目の田中、開幕投手は既定路線。真のエースへ乗り越えるべき二つの課題
米の著名コラムニストが皮肉たっぷりに田中の課題をあげている。当然、田中自身もその点を認識している。
2016/02/03
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真価が問われる3年目
スプリットの威力や制球力の高さなど、この2年で田中のポテンシャルは米球界でも誰もが認めるところとなった。あとはそれをシーズン通して証明し続け、勝負の「10月のベースボール」でチームに勝利をもたらすことができるか。
昨年8月にメジャーデビューしたばかりのセベリーノが、今季開幕投手に抜てきされる可能性はほとんどないだろう。デビッドオフ氏も若さゆえの伸びしろへの期待と、田中への「あてつけ」の意味も含めて、21歳右腕を一番手に推したように映る。
「最終的に田中が1億5500万ドルで契約した時にチームが期待したようなワークホースになることができるか? それは下手くそな賭けである。彼は最高仕様の能力を持つにもかかわらず」
同氏は田中への評価をこう締めた。真価が問われる3年目。田中本人にも、チームにも、メディアにも、ファンにも。誰の目にも田中に求められるものは明らかだ。