【アメリカの眼】岡島、左リリーフ投手豊富なオリオールズへ。3度目のメジャー挑戦はいばらの道
横浜DeNAベイスターズを退団した岡島秀樹が、ボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ。
2016/02/05
Getty Images
3度目のメジャーリーグへの挑戦
日本プロ野球で15年、メジャーリーグで6年。日米通算21年投げ抜いてきた岡島秀樹が3度目のメジャーリーグに挑戦する。
幾度もの苦難を乗り越えてきた左腕は、まだ燃え尽きてはいなかった。
現地時間2月3日、岡島はアリーグ東地区に所属する、ボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだと各メディアが報じている。
岡島がメジャーリーグで輝いていた時期は、2007年から2011年のレッドソックス時代。誰もが岡島の渡米を懐疑的に見ていたが、見事に予想を裏切る活躍。3年連続プレーオフ進出に大きく貢献した。
その後も、日本プロ野球とメジャーリーグを往復するキャリアを送る。昨年は横浜DeNAベイスターズに所属するも、左太ももの故障もあり不本意な成績でシーズン終了。オフに戦力外通告を受け、自由契約となっていた。
そして今回、3度目のメジャー挑戦となる。
しかし39歳となった岡島にとって、今回の渡米は、今まで以上に厳しいだろう。
『MLB TRADE RUMORS』のスティーブ・アダムス記者は、岡島の置かれている状況を下記の様に報じている。
It may take a particularly strong showing in Norfolk and/or some injuries around the organization to get Okajima a shot at the Major Leagues, as the Orioles have no shortage of lefties available.
岡島はノーフォーク(オリオールズ傘下のマイナーチーム)で活躍することになるかもしれない。メジャーリーグに昇格するには、故障者による欠員が出た場合だ。オリオールズは現在、左のリリーフ投手は非常に豊富な状況だからだ。