【アメリカの眼】岡島、左リリーフ投手豊富なオリオールズへ。3度目のメジャー挑戦はいばらの道
横浜DeNAベイスターズを退団した岡島秀樹が、ボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ。
2016/02/05
Getty Images
強力なリリーフ陣を形成するオリオールズ
2015年シーズン、オリオールズは非常に強力なリリーフ陣を要していた。オリオールズの救援防御率3.21は、アリーグ第3位。先発投手陣は頼りなかったが、7回までリードを保てば安心できたのだ。その筆頭格がクローザーのザック・ブリットン。ちなみにこの選手も左腕だ。
アダムス記者は、今季のオリオールズの救援陣に関してこう分析する。
Southpaw Zach Britton has emerged as one of the game’s most effective closers, and the O’s have a number of left-handed options to bridge the gap from rotation to Britton in the form of Brian Matusz, T.J. McFarland and C.J. Riefenhauser. Doing so would prevent them from having to make a 40-man roster move to add Okajima.
左腕のザック・ブリットンは、今や最も力のあるクローザーとしてメジャーに君臨している。さらにオリオールズは、ブリットンに繋ぐ左腕のリリーフ投手も豊富だ。ブライアン・マッツ、TJ.マクファーランド、C.J.リーフェンハウザー。彼らの存在が、岡島の40人のロースター枠の加入を阻むことになる。
2006年オフ、ボストンの街は松坂大輔の加入で大フィーバーであった。その陰でひっそりとレッドソックスと契約した岡島。しかし、その後の岡島の活躍は周知のとおりだ。
今回の挑戦も、良い意味で予想を裏切ってくれるのだろうか。
出典:MLB TRADE RUMORS Orioles, Hideki Okajima Agree To Minor League Deal By Steve Adams