【MLB】オリオールズ岡島、3度目の挑戦。華々しい実績と度重なる不運……逆境をチャンスへ
岡島秀樹のオリオールズ入りが米メディアで報じられた。しかしマイナーキャンプスタートとなり、ベテランにとっては厳しい船出となる。
2016/02/05
Getty Images
大ベテランがマイナーキャンプからの参加は異例
孤独な挑戦を続ける流浪の左腕の新天地が決まった。
オリオールズの地元紙ボルティモア・サンは2日付で、岡島秀樹とのマイナー契約を報じた。同紙によるとメジャーキャンプには招待されず、3月のマイナーキャンプから参加するという。
同じマイナー契約でも、メジャー招待選手か否か、というのはチームの期待値をはかる上で大きな要素。
特に岡島のような実績あるベテラン選手の場合、現状を見る上で招待選手として参加することが通例だ。
10代から20代前半がほとんどで100人以上の選手が集まるマイナーキャンプに、不惑を迎えた大ベテランが混ざるのは極めて異例だ。
日本球界だけでも巨人、日本ハム、ソフトバンク、DeNAと4球団に在籍。メジャーではレッドソックス、アスレチックスに続き3球団目の所属となる。
レッドソックス時代の07年にはオールスターに選ばれ、セットアッパーとしてワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。華々しい実績の一方で、メジャーでは度重なる不運にも見舞われてきた。
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