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【アメリカの眼】ヤンキース先発ローテ、最高と最悪のシナリオ「田中の右肘はチームで最も大事なパーツ」

3年目を迎える田中将大。米メディアは田中に予想される最高と最悪のシチュエーションを予想している。

2016/02/06

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先発ローテの中枢を担う田中

 不確定要素の多い今季のヤンキースの中でも、最も計算できないポジションと言われているのがその先発ローテーション。『SB Nation』はヤンキースで先発起用が予想される田中将大ら6投手について最高と最悪のケースをそれぞれ予測した。
 
 ヤンキース先発陣のカギを握るのはやはり田中将大になりそうだ。
 
 メジャー3年目を迎える田中について、最高のケースは以下のようなものだ。
 
Best case scenario: Tanaka is the most important part of the rotation. When healthy, he gives the Yankees an ace who can eat innings. If all goes well this season, that means Tanaka stays healthy, gives around 30 starts, and performs up to the ace-level he was at in 2014. He must continue to show great command, throw his splitter effectively, and limit his home run problem.
田中はローテーションの中枢を担う存在だ。健康なら彼はイニングを稼げるエースとなるだろう。もし今年全てがうまくいけば、万全の状態で30試合前後に先発し、2014年に見せたエース級のピッチングを見せてくれるだろう。素晴らしいコマンドを維持すること、効果的にスプリットを投げること、そして被本塁打の多さを改善することが田中には望まれている。
 
 昨年は自身初の開幕投手を務めた田中。しかし24先発で12勝7敗、防御率3.51に終わり、2200万ドルの高額年俸に見合うものではなく、本人にとっても不本意なものだろう。
 
 一方で規定投球回数未満ながら与四球率は1.58、K/BBも5.15とそのコマンド(狙ったところに投げる能力)は健在。故障せず、そして昨年1試合3被弾を3度記録した一発病に改善が見られれば、2014年前半のようなエース級のピッチングが見られる可能性は十分にありそうだ。

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