【アメリカの眼】野茂英雄氏、パドレスのアドバイザーに就任。日本ハム・大谷ら日本人選手獲得の布石か
サンディエゴ・パドレスはベースボール・オペレーションズのアドバイザーとして野茂英雄氏が就任すると発表した。
2016/02/12
Getty Images
アジア展開の強化に野茂英雄氏を採用
サンディエゴ・パドレスは環太平洋地域との繋がりを強化するため、元メジャーリーガーの野茂英雄氏をベースボール・オペレーションズのアドバイザーとして採用したと発表、MLBの公式サイトも報じた。
野茂氏は選手育成、ベースボール・オペレーションズそしてパドレスが環太平洋地域で展開していくために一躍を担うこととなる。パドレスは環太平洋地域でスカウティングの足場を固めようと模索を続けてきた。実際、環太平洋地域を強化するため4人のスカウトを正規雇用している。
A.J.プレラーGMは野茂氏の採用について以下のように語っている。
“We are proud to welcome Hideo to the Padres organization. His career as a Major League pitcher speaks for itself. His expertise and passion for baseball will be a significant asset to the Padres and I look forward to having his input going forward.”
我々は野茂をパドレスに迎え入れることができてうれしく思う。彼のメジャーリーガー投手としてのキャリアが全てを物語る。彼の野球に対しての専門性と情熱はパドレスにとって貴重な財産となり、この先彼の考えを取り入れることを楽しみにしている。
パドレスは昨年11月に来日し、クリニックを開催。日本人選手のスカウティング活動も行った。そして来日直前の昨年10月には元メジャーリーガーの斎藤隆氏をインターンとしても採用している。斎藤氏は、インターン期間中にスカウティング、選手育成、そして他のフロント業務をこなす予定だ。
さらに昨年パドレスはエーシー興梠氏を環太平洋地域のアドバイザーとして採用している。興梠氏はロサンゼルス・ドジャースに20年間在籍し、そのうち数年はアジア担当取締役を務めていた人材だ。