【アメリカの眼】ダルビッシュ、1年の休養が好影響。同じチームメイトを手本に「今は野球を楽しめている」
今シーズンから復帰するダルビッシュ。昨年の全休を経て、心身ともに強くなっていると語っている。特に精神面では、昨年カムバック賞を受賞したチームメイトがダルビッシュのロールモデルとなっているようだ。
2016/02/12
Getty Images
肉体面・精神面ともに進化
今シーズン、トミー・ジョン手術からの復帰を目指すテキサス・レンジャースのダルビッシュ有。現在リハビリ中のダルビッシュについて、MLB公式サイト『MLB.com』は、「ダルビッシュはフィジカル面、そして精神面でも強くなってきている」と報じた。
Rangers pitcher Yu Darvish said he is feeling stronger physically than he did before having Tommy John elbow reconstruction surgery last March 17. More importantly, Darvish said he is feeling much better mentally as well.
レンジャースの投手、ダルビッシュ有は昨年3月17日にトミー・ジョン手術を受けた時よりも、「肉体面で強くなっている」と語った。重要なことは、ダルビッシュは精神的にもより良い状態にあるという点だ。
一昨年8月に右肘の炎症で故障者リスト入りした。
昨年のスプリング・トレーニング中に故障が深刻化し、3月17日、トミー・ジョン手術を受けることを決断した。一般的にトミー・ジョン手術は12カ月から15カ月のリハビリを要し、故障前と同じように投げられるまでには18カ月ほどかかると言われている。
3月に手術を受けたダルビッシュも昨年は全休、メジャーでの登板は一昨年の8月9日が最後となっている。
しかし2005年のルーキーイヤー以来、常に第一線で投げてきたダルビッシュには、この休養が非常に良い影響を与えたようだ。
ここ何年かは、素直に野球を楽しめない状態が続いていたが、現在は「投げること、そして野球をすることをより楽しめているように感じる。これまでとは物事が違って見える」とダルビッシュは話している。