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【アメリカの眼】元メッツ守護神、メジャー史上初の禁止薬物による永久追放。「日本や韓国でも投げる資格はない」

メッツのヘンリー・メヒア投手が禁止薬物使用規定違反により永久追放処分を科せられた。永久追放処分者としては他にピート・ローズらがいるが、禁止薬物による永久追放はメジャー史上初となる。

2016/02/13

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現在生存している中では2人目の永久追放処分者に

 球界初のパフォーマンス向上薬による永久追放処分となったメヒア。記事では、今後メヒアのプレー機会は大きく制限されるだろうと見ている。
 
Most recently, he was pitching for Licey of the Dominican Winter League, which is not among a group of affiliated professional sports leagues in Japan, Korea and elsewhere that honor MLB suspensions. Mejia will no longer be eligible to pitch in such leagues, but at age 26, remains young enough to build a career in any domestic or foreign independent leagues that choose to employ him.
直近、メヒアはドミニカウインターリーグのリセイでプレーしている。このチームは日本や韓国といったMLBと提携している一連のプロスポーツリーグではない。メヒアにはもはやそうしたリーグで投げる資格が与えられることはないだろう。しかしまだ26歳と国内外の独立リーグで経歴を築くには十分な若さが残されている。
 
 禁止薬物規定により、メヒアには2年間の出場停止処分を受け入れたのちコミッショナーのロブ・マンフレッドに追放処分の撤回を申し立てる権利が与えられるという。
 メジャーリーグで選手に永久追放処分が下されるのは非常に珍しいケースであり、長いメジャーリーグの歴史においてもわずかに3件しか起こっていない。
 
 1919年のワールドシリーズで行われた八百長「ブラックソックススキャンダル」により追放を受けたシューレス・ジョー・ジャクソンらホワイトソックスの8選手と現役監督ながら野球賭博に関与した最多安打記録保持者のピート・ローズのみだ。
 
 メヒアは現在生存している中では2人目の永久追放処分者となる。
 
 球団関係者では、ヒトラー称賛等問題発言を連発した元レッズオーナーのマージ・ショット氏や、ちんぴらまがいのギャンブラーを雇って所属選手のスキャンダル捜しを行った元ヤンキースオーナーの故ジョージ・スタンブレイナー氏が過去に永久追放処分(のちに短縮)を科された経験がある。
 
出典:Mets’ Mejia handed permanent suspension by Anthony DiComo in MLB.com on Feb.12

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