身長165センチ。小さな大打者をはじめ、球宴経験者9人が来日する日米野球【豊浦彰太郎のBall Game Biz!】
日米野球に行こう。「ドリームチーム」でないが、WBCでもそれは叶わぬ現実を踏まえると悪くないメンバー構成だ。数年に一度しかない生でメジャーリーガーのプレーを観られるチャンス。積極的に「参加」したい。
2014/11/08
球場に行くことは「参加する」ことである
ぼくは、他の楽しみを封印してまで毎年アメリカに観戦に出かけている変わり者だが、大方のファンにとって日米野球はメジャーリーガーのプレーを生で観戦する唯一のチャンスだろう。
「選手はベストコンディションではない」、「ドーム球場の人工芝の上でなんて」と思うファンもいるかもしれない。
しかし、MLBは海の向こうの世界だ。接する機会はテレビでの観戦やネットや専門誌から情報を仕入れることが中心だ。
言い換えれば、媒体を通じて情報を得ることしかできないのだ。
その情報が偶然受け入れたものであるにしても、自ら積極的に探し当てたものであれ、傍観者として「情報の受け手」になるしかないのだ。それに対し、球場へ出かけて観戦するのは当事者として参加する行為だ。数年に一度しかないこの機会を逸するべきではないと思う。
日米野球を見守って来た自分の歴史を大切にしたい
最後は個人的な思い入れだが、初めて現場で日米野球を観たのは1971年のオリオールズだった。
当時は単独チームの来日が一般的で、地方都市も含め日本中を行脚し17-18試合消化していた。
80年代半ばから混成軍に変わり試合数も1ケタへ激減。2006年を最後に途切れてしまった。MLB公式戦も日本で開催されるようになり、親善試合の日米野球はその役目を終えたとも言われていた。
最後にちょっぴり自慢げに言わせてもらうと、ぼくは過去40年以上にわたる日米野球の変遷を見守って来た。そんな自分の歴史も大事にしたいのだ。