大谷翔平、昨季トレードすべきだった? エンゼルスオーナーの発言に米紙が疑問「たぶん言い間違えだと思うが…」【海外の反応】
2023/03/28
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大谷翔平 最新情報
大谷翔平選手はロサンゼルス・エンゼルスと契約延長しない限り、2023年オフにフリーエージェント(FA)になる。偉大な二刀流スターをみすみす手放すわけにはいかないが、エンゼルスのオーナーを務めるアルテ・モレノ氏の積極的には見えない態度に、米紙『ロサンゼルス・タイムズ』は疑問を感じているようだ。
昨年8月、大谷は複数の球団から興味を示されながらもトレード期間の終了を迎え、エンゼルスに残留した。そして、同年10月にエンゼルスと1年3000万ドル(約43億4300万円)で契約延長している。
しかし、今季も再び大谷がトレード候補に浮上するのは決定的であり、他球団に奪われる前に長期の契約を結ぶ必要がある。今月、モレノ氏は米メディア『スポーツ・イラストレイテッド』のインタビューに応じ「プレーオフ進出を争っている間は、大谷をトレードすることはない」と発言していた。
大谷の引き留めを約束しなかったことについて、米紙『ロサンゼルス・タイムズ』は「モレノは76歳であるため、たぶん言い間違えだと思う」とし、「エンゼルスが成績に関係なく来季まで大谷を保有するつもりがないのなら、なぜ昨年大谷を売らなかったのかという疑問が生じる。大谷のトレードが遅れたことで、枯渇したファームシステムにハイエンドな人材を補充する機会を失った。ニューヨーク・ヤンキースの有望株ジェイソン・ドミンゲスも補充できた可能性がある」と指摘した。
続けて、同メディアは「もし、エンゼルスが大谷をトレードしなければならないとしたら、そのタイミングは昨年だった。大谷がFAになる3カ月前にトレードすることになっても、エンゼルスが受け取る収益は1年前にトレードした場合の数分の一に過ぎない」と伝えている。
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