【MLB】前田のオープン戦登板間隔に見る、日本人投手1年目から成功に導くドジャースのノウハウ
ドジャース・前田健太の登板日が決まった。まずは中4日からスタートし、その後中5日での登板が予定されている。
2016/02/29
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中4日の過ごし方を把握する目的
ドジャース・前田健太のオープン戦の全6試合の登板予定が決まった。キャンプ地でリック・ハニーカット投手コーチが発表したところによると、初登板は3月5日のダイヤモンドバックス戦。
その後は10日にアスレチックス戦、15日にホワイトソックス戦、20日のブリュワーズ戦かパドレス戦、26日にマリナーズ戦かホワイトソックス戦。最後が本拠地ドジャースタジアムへ舞台を移して行われる4月1日のエンゼルス戦を予定しているという。
オープン戦を順当にこなせば、レギュラーシーズン初登板は4月6日のパドレス戦となりそうだ。
このローテーションを見ただけでも、ドジャースが寄せる期待の大きさと、メジャーへの適応を図るための配慮が見て取れよう。
オープン戦初登板から4試合目までは、全て中4日。その一方で2~3イニングと短いイニング数に限定し、余計な負担は掛けない。必要な球数に達すれば、イニング途中であろうと投手交代はためらわないという。
「彼にとって、まず取り組んでもらいたいことは中4日の間隔を覚えてもらうこと。メジャーの水に慣れてもらいたい」とアンドルー・フリードマン球団社長。日本時代には数えるほどだった中4日の過ごし方を、可能な限り少ない負担で学ばせようということだ。
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