【アメリカの眼】クローザーの座を譲っても上原は球団史上「伝説的なリリーフ投手」
41歳になる上原は今季はセットアッパーとしての起用が濃厚だ。それでも、ファンは彼の神がかり的なクローザーとしての活躍を忘れておらず、今もなおそのキャラクターは愛され続けている。
2016/03/01
Getty Images
2013年ワールドシリーズ第4戦は最大の見せ場
上原浩治は今季セットアップに回ることが予定されている。
レッドソックスは、2015年オフに球界一のクローザーであるクレイグ・キンブレルを獲得したからだ。
それでもボストンのファンは、彼の伝説的な活躍を語り継ぎ、今年もこれからもそのキャラクターを愛し続けるだろうと、『SBネーション』は報じている。
上原は4月に41歳となるが、「引退は考えていない」とコメントしていることにファンは安どしていると紹介した。
2013年世界一の立役者の一人である上原は、同年のワールドシリーズ第4戦が最大の名場面のひとつとクローズアップ。
カージナルスの一塁走者コルテン・ウォンをけん制で刺してゲームを終わらせたのだ。それはあまりにすばやくネコのようなしなやかな動きで、あやうくテレビカメラも追いつけないほどだった。
実はこの前日に、レッドソックスと上原は三塁手の走塁妨害でサヨナラ負けという後味の悪い負け方をしていただけに、ボストンファンには溜飲を下げる思いだった。
ファンは上原のツイッターも大いに楽しんでいるという。もちろんは日本語のものだが、ボストニアン達は翻訳ソフトを駆使しつつ、顔文字や彼がアップする写真をチェックしている。