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【アメリカの眼】クローザーの座を譲っても上原は球団史上「伝説的なリリーフ投手」

41歳になる上原は今季はセットアッパーとしての起用が濃厚だ。それでも、ファンは彼の神がかり的なクローザーとしての活躍を忘れておらず、今もなおそのキャラクターは愛され続けている。

2016/03/01

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上原は「伝説的リリーフ投手」の1人

 上原を語る際に外せないのが、勝利の儀式だ。

Uehara’s passion for high-fives and the seriousness with which he approaches them immediately endeared him to fans and his teammates alike.
ファンやチームメイトは直ぐに上原の情熱的かつ「ガチ」なハイファイブ(訳者注 日本でいうハイタッチのこと)に魅了された。

 ハイファイブが上原のトレードマークとなったのは、2013年5月の敵地で行われたホワイトソックス戦でのことだ。相手打線を3人に切って取った上原は、ダグアウトに戻っても興奮さめやらず、チームメイトにほとんど彼らを張り倒さんばかりの強烈なハイファイブを続々と見舞ったのだ。

 そして、上原といえば伝家の宝刀のスプリットだ。記事では、2013-14年にレッドソックスに在籍した捕手のデビッド・ロスのコメントを引用しその威力を表現している。

“Guys will even swing at balls that bounce on the grass sometimes.”
「ワンバウンドするような投球でも、打者はバットを振ってしまうんだ」

 そのスプリットを駆使し、2013年にはWHIP0.565を記録しているが、これはMLB史上50イニング以上投げたのべ23635人の投手中ベストであり、レッドソックス史上でも「伝説的リリーフ投手」と評している。

He might not be the closer anymore, but all that means is more opportunities for in-game high-fives. Hopefully, beyond 2016 as well — we’re not ready for Koji to be terrible and unwanted just yet.
彼はもはやクローザーではないかもしれない。あの「ハイファイブ」も(勝利の儀式ではなく)試合中に披露されるのかもしれない。願わくば、2016年を越えても衰えず望まれる存在の上原で居続けてほしい。

出典:“Let’s appreciate Koji Uehara before he’s terrible and no one wants him”@ “Over the monster “ of SB nation by Maggie Rogers in Feb. 26th 2016

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