【MLB】前田の移籍後初のシート打撃、ドジャース主軸打者は「ストレートのノビ」を高く評価
移籍後初となるシート打撃に登板した前田健太。打者8人に38球を投じた。対戦したドジャースの主力打者や正捕手は、前田の初登板を高評価。特に良かった点としてストレートのノビをあげた。
2016/03/02
Getty Images
5日が初陣
渡米前の前田の評価を振り返ると、球速は平均90~92マイル、最速で95マイルとみられることが多かった。実際にコメントどおりのスピードが出ているようなら、3月序盤にしてストレートはすでにベストの状態に近いスピードが出ていることになる。
マウンドの固さや、ボールとの相性から元ドジャースの斎藤隆のようにメジャー移籍後ストレートのスピードが増す日本人投手は少なくない。コマンドや変化球は高い評価を受けるも、ストレートの威力が課題と言われている前田だけに、球速アップとなればメジャーでの活躍がより近いものとなるだろう。
グランダールは「4種類の球種でピッチングを組み立てられる」とし、「彼との仕事は楽しそうだ」と締めくくっている。
現地3月1日からメジャーリーグでもアリゾナでキャンプを行うチームによるカクタスリーグと同フロリダのグレープフルーツリーグ、2リーグに分かれてのオープン戦が始まる。前田の初陣の予定は現地5日のダイヤモンドバックス戦。ナリーグ最高の打者の1人であるポール・ゴールドシュミット一塁手との対戦も期待される。前田本人も「現時点では何も問題はない」と語るようにこれまでの調整はいたって順調。ドジャーブルーを背負ってからは初となる対外試合でのピッチングが楽しみだ。
出典:Maeda unleashes 4-pitch mix in BP session by Ken Gurnick in MLB.com on Feb.29 2016