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【アメリカの眼】4球種を自在に操る前田、女房役は「元サイ・ヤング賞投手を彷彿」と絶賛

ドジャースの前田健太は実戦形式の投球練習で4つの球種を披露。捕手から「グレインキーのよう」と絶賛された。

2016/03/03

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内外角を投げ分ける制球力

 ドジャース内で前田健太の評価は日々高まっている。
『SBネーション』にて、チームメイトの談話を引用し、4球種を操る前田は昨季限りで退団した元サイ・ヤング賞投手のザック・グレインキーを彷彿とさせると絶賛していると、報じている。

Nobody reasonably expects Kenta Maeda to fully replace Zack Greinke for the Dodgers, perhaps other than in the literal sense of Maeda occupying a spot in the starting rotation that Greinke once did. But after Maeda faced live hitters for the first time this spring, catcher Yasmani Grandal couldn’t help but compare the two pitchers.
ドジャース時代のザック・グレインキーの代役を、完璧にこなすよう前田に期待するのは酷だ。単に、グレインキーが占めていたローテーションスポットを引き継ぐということくらいだろう。しかし、前田がスプリングトレーニングで初めて打者を相手とする投球を披露した後では、捕手のヤスマニ・グランダールはこの2人を比較せざるを得なかった。

 現地時間2月29日(月)の実戦形式の投球練習では、前田は2イニングで38球を投げた。味方相手に投げるのは何かと気を遣い、難しいものだ。特に内角に投げるのは気を遣う。しかし、制球力が武器の前田は内外角を投げ分けた。

 グランダールは「彼は4球種を自在に操れるんだ。受けていて楽しいよ。全ての球種で内外角を攻めることができるのだから」と語っている。

 速球は基本的には時速90-92マイルだが、その気になれば94-95マイルを出すこともできる。前田の変化球のレパートリーとしてはスライダーが有名だが、この日はカーブ、チェンジアップも良かった。

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