【MLB】ドジャース前田健太の初登板で高く評価された『コマンド』
ドジャース前田健太の初登板に対して、米メディアはそのポテンシャルの高さを評価した。
2016/03/07
Getty Images
極端な守備シフトに戸惑う場面も
現地時間5日(日本時間6日)、ドジャースの前田健太がアリゾナダイヤモンドバックスとのオープン戦に初登板。2回を1安打2奪三振無失点に抑え、まずは上々のスタートを切った。
前田は、この日6人の打者と対決。
初回2死からフィル・ゴスリンに二塁打を浴びたが、その他は危なげない投球。順調な仕上がり具合をアピールした。
『mlb.com』のケン・ガーニック記者は、Maeda adjusts quickly in stellar LA debut(前田はすぐに適応し、華やかなロサンゼルスデビュー)と題し、前田のポテンシャルの高さを報じている。
その記事内では、メジャー特有の極端な守備シフトに前田が「はじめての経験だったので、最初は少し驚きました」というコメントも紹介している。
この時はランナーがセカンドにいる状態で、左打者対策である『極端な右寄りのシフト』を敷いたドジャース内野陣。三塁手のエリアン・ヘレーラがライト方向へ移動し、三遊間がガラ空きの状態となった。
そんな状況下で、セカンドランナーのゴスリンが三盗を仕掛けた。キャッチャーのヤズマニ・グランダールはサードに猛ダッシュする遊撃手のコリー・シーガーに向けて送球、見事に三盗を阻止した。
三塁手がいない状態でのサードへの送球は、高いチームワークが要求される。
グランダールも「こういった状況の練習はもう少し練習したほうがいいかもしれない」とプレーを振り返った。
一方の前田も「チームが正しい決断を下すと信じています。(こういった状況での)私の仕事は、内野ゴロを打たせることです」と守備陣に信頼を寄せている。