【アメリカの眼】9月に投手としての初対決が実現か? アメリカで成功するために田中が前田に送ったアドバイス
9月12日からのヤンキース対ドジャース3連戦。中学時代からの付き合いながら一度も投手としての対戦がなかった田中将大と前田健太の初対決がニューヨークの地で実現する可能性がある。
2016/03/11
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先発投手としての投げ合いはこれまでなし
今季ついにメジャー移籍を果たしたドジャースの前田健太。そしてメジャー3シーズン目を迎えるヤンキースの田中将大。
共に1988年生まれで関西出身、2006年にドラフト1位でプロ入り、日本を代表する投手となりメジャー移籍と何かと共通点の多い2投手も、日本時代は所属チームがセパに分かれていたためか、先発投手として投げ合うことはなかった。
故郷関西を遠く離れたニューヨークの地で、中学時代からのライバルと悲願の初対決となるのだろうか。『ESPN』は「前田健太と田中将大の直接対決が実現するか」どうか報じている。
When the Los Angeles Dodgers and New York Yankees renew an old rivalry during a mid-September interleague series this year, there is a distinct possibility that an entire country could be entranced.That country would not necessarily be the United States.
9月中旬に行われるロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースによる往年のライバル対決は国中の注目を集める可能性がある。そしてその国がアメリカであるとは限らない。
現地9月12日~14日にヤンキースの地元ニューヨークで開催が予定されているヤンキース対ドジャースの一戦。ドジャースはかつてニューヨークのブルックリンを本拠地とし、ブルックリン・ドジャースとして、ニューヨーク・ジャイアンツ(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)、そしてヤンキースとしのぎを削っていた。
そういった背景もあり、往年のライバル対決として例年注目を集めるこのカードだが、今季は田中と前田の初対決が実現する可能性もあり、遠く離れた日本のファンにとっても見逃せない対決となりそうだ。
中学時代は共に関西のボーイズリーグでプレーしていたものの、田中が捕手兼投手としてプレーしていたため、対戦は「投手前田vs打者田中」という形ではいくどかあったものの、投手としての投げ合いはゼロ。
北海道と大阪に活躍の舞台を移した高校時代、セ・パでそれぞれ球界を代表する投手として君臨していた日本プロ野球時代も先発投手として投げ合う機会はなかった。記事でも、「二艘の大船は互いをうまく避けながら進んできた」として2人の右腕の経歴を詳しく紹介している。