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大谷翔平、ナ・リーグ球団へトレード移籍しても…米メディアが考察「彼は不可能を可能にしてきた」【海外の反応】

2023/07/26

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ニューヨーク・ヤンキース戦に「2番・指名打者(DH)」でスタメン出場し、第35号2ランホームランを放つロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手

大谷翔平 最新情報

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は、8月1日(日本時間2日)の期限までに他球団へトレードされる可能性が浮上している。米メディア『CBSスポーツ』が、ナ・リーグの球団へ同選手がトレード移籍した場合、賞レースにどのような影響が生じるかを考察した。

 

 
 大谷は今季、投手として8勝5敗、防御率3.71、148奪三振をマーク。打者としてはア・リーグ首位を独走する36本のホームランを放っており、2年ぶりにア・リーグMVPを受賞する可能性とア・リーグ本塁打王に輝く可能性が非常に高まっている。そんな中、アリゾナ・ダイヤモンドバックスなどが大谷のトレード獲得に向けてエンゼルスに問い合わせを行うなど、ナ・リーグの球団も同選手の獲得に動いた。
 

 
 同メディアによると、大谷がナ・リーグの球団にトレードされた場合、賞レースの行方が大きく変更されることになるという。投票者は歴史的に、他リーグにトレードされた選手に関して、どれだけ良い成績を残したとしても減点してきたとのこと。例えば、マーク・マグワイア氏は1997年にオークランド・アスレチックスの一員として105試合で34本塁打を放ち、セントルイス・カージナルスにトレードされた後は51試合で24本塁打を放ったが、ア・リーグMVPを逃しただけでなく、ナ・リーグMVPの投票でも16位に終わっている。また、2008年にア・リーグからナ・リーグの球団にトレードされたCCサバシア氏も、ミルウォーキー・ブルワーズで17試合に登板し、サイ・ヤング賞で5位、ナ・リーグMVP投票で6位に入る結果を残したが、ア・リーグ側では全く考慮されなかったと伝えている。
 
 一方で、リック・サトクリフ氏のように1984年のシーズン途中にトレード移籍しながらサイ・ヤング賞を受賞したという事例もある。それを踏まえ、同メディアは「ロナルド・アクーニャ・ジュニアやムーキー・ベッツなど、シーズンを通してナ・リーグに在籍した選手たちの活躍を見ると、大谷が同じようにナ・リーグでMVPを受賞することは、とてもありえないことのように思える。しかし、大谷は不可能を可能にしてきた」とし、通常では起こり得ないことが大谷なら実現する可能性もあると報じている。
 

 
【了】



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