【MLB】リハビリ順調のダルビッシュ。復帰時期は5月に変更なしも、異例の投球制限撤廃か
トミー・ジョン手術から復帰を目指すダルビッシュ有。リハビリは順調に進んでいる。
2016/03/22
Getty Images
凄みを増してきたダルビッシュ
「ブルペン」の「ブル」は闘牛を意味する。闘牛場に臨む前の闘牛たちを囲う場所、というのが由来とされる。まさに闘志をたぎらせるテキサスの荒牛といったところか。
トミー・ジョン手術から復活を目指すレンジャーズ・ダルビッシュ有の球筋が、日増しに凄みを帯びてきた。
19日はブルペンから6度目の投球練習。速球と変化球を9球ずつ、計18球の投げ込みを行った。
見守ったダグ・ブロケイル投手コーチは「きょうは本当にすごく良かったよ。ほとんどの球種を投げたが、特にスライダーは今までの中で一番良かった。2日前のスライダーはいいブレーキが効いていたが、ストライクゾーンからは外れていた。きょうのはゾーンに決まっていたね」と絶賛した。
同コーチによれば、本来なら前回投球から中2日空け、20日の投げ込みを想定していたという。それを本人から中1日での投球を申し入れてきた。「中2日の間隔が合わない時があったようだ。それならば構わない」と投球を許可した。
次回は21日の投球を予定し、球数は30球に増やす。うち24球が速球になるという。「ここから2週間は彼の腕の筋力を取り戻し、どう反応するかを見る期間だ」と同コーチは説明した。
「彼はもっと投げたい、変化球を試したい、と言ってくるかもしれない。でもタイムラインは変えられない。復帰は5月中旬以降だ。プレーオフで活躍してもらわないと困る投手だからね」