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【MLB】「これが野球の力」米、キューバ首脳が共に観戦。5.5万人が熱狂した17年ぶりの親善試合

アメリカとキューバの国交回復を記念し、米大リーグのレイズとキューバ代表チームが親善試合を行った。オバマ大統領とカストロ議長のトップ陣のほか多くのVIP達、そして55000人の大観衆が集った一戦は両国にとって大きな試合となった。

2016/03/24

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レイズの1番はキューバからの亡命選手

They love baseball to their core, and that’s the common language the two countries speak.
キューバの人々の心の芯にはベースボールへの愛がある、そしてベースボールはアメリカとキューバ両国の間の共通言語だ。

 現地22日、キューバ共和国の首都ハバナで、米大リーグチームのタンパベイ・レイズとキューバ代表チームによる親善試合が行われた。これはアメリカとキューバの国交が54年ぶりに回復したことを受けMLBが企画したもの。MLBチームがキューバ国内で試合を行うのは1999年以来、17年ぶりのことだ。MLB公式サイト『MLB.com』はこの記念すべき1戦を「ベースボールの力:キューバに55000人が集った」と題して報じている。
 
 55000人の大観衆が詰めかけたこの日の試合、レイズは1番ライトにキューバ出身のディロン・ナバロを起用する粋な采配を見せる。
 現在28歳のナバロは8年前にキューバから亡命してアメリカのチームに入団。亡命後に再びキューバでプレーした初めての選手となった同選手の打席からゲームは幕を開けた。
 
 試合は2回にレイズが8番ジェイムズ・ローニーのタイムリーで先制すると、4回にはローニーがライトスタンドへ2ランアーチを描き、3-0とリード。6回無失点の好投を見せた先発のマット・ムーア他3投手でこのリードを守りきり、4-1で勝利を収めた。
 
 惜しくも敗れたキューバ代表だが、途中出場のルディ・レイエスのソロアーチや、中堅手ロエル・サントスがヒット性の打球をスライディングキャッチで好捕するなど随所に光るプレーを見せ、スタンドにつめかけた55000人の地元ファンを沸かせた。

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