MLB通算本塁打1位まであと75本、生涯年俸472億円。A-ロッド、17年シーズン終了後に現役引退か
ヤンキースのアレックス・ロドリゲスが2017年シーズン限りでの引退を示唆。ボンズの本塁打記録も射程圏内としているA-ロッドだけに、その去就には注目が集まる。
2016/03/25
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メジャー通算本塁打記録更新も射程圏内
A-ロッドは自身の現役生活について以下のように振り返っている。
“It’s been a lot of fun,” Rodriguez said. “It has been very challenging at times, but it has been an incredible learning experience. I would say that the two years that I’ve probably enjoyed the most were my first when I was 19 and won the batting title with [Ken] Griffey and last year. The contrast of those two, at 40 and 18 or 19. It is hard to believe.”
「とても楽しかった。挑戦的だったし、驚くべきほど多くのことを学んだよ。特に楽しめたのはグリフィーと共にプレーして19歳で首位打者を獲得した(レギュラーに定着して)1年目と、昨年かな。40歳の昨年と18、19歳だった時のことを比べるとあまりに対照的すぎて、信じられないよ」
現在の通算本塁打は687本。これはメジャー史上4位であり、3位のベーブ・ルースまで残り27本、1位のバリー・ボンズまで75本と迫っている。もしA-ロッドがこれから2年間、昨年並みの成績を残すようなことがあればメジャー通算本塁打記録更新も射程圏内だ。
2017年シーズン後の本塁打数は去就についての決断に大きな影響を及ぼす可能性が高いとする声は大きい。
『ESPN』が17年シーズン後の引退を報道している一方で、地元紙『NEW YORK POSY』は「A-ロッドは引退についてプランを持っていない」と報道。「A-ロッドは2017年シーズン後も、バットを振りホームランを生み出し続けるだろう」としている。
チームメイトのマーク・テシェイラも「本人が望みさえすればまだ5年はDHとしてプレーすることができる」と引退については懐疑的。「史上最も偉大な打者の1人であり、選手としての底は未だに見えていない」と、昨シーズン39歳以上での本塁打記録を更新したベテランスラッガーが未だ相手にとって怖い存在であるとしている。
「まだ自分はファーストベースに立っている。これからもやらなければならないことがある」
90年代以降、MLBを代表するスーパースターとして、良くも悪くもスポットライトを浴びてきたA-ロッドだけに、その終幕に注目していきたい。
出典:Alex Rodriguez says he’ll retire after 2017 season by Andrew Marchand in ESPN on Mar.23 2016
A-Rod now says he has no retirement plan by Kevin Kernan Mar.23 2016