大谷翔平、打者専念でのFA価値は? 米紙が主張「何億ドルもの損失を被るかもしれないが…」【海外の反応】
2023/09/01
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大谷翔平 最新情報
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は、右肘の肘内側側副靭帯(UCL)を断裂したことにより、今季は登板できなくなった。同球団と契約延長しない場合、同選手は今季終了後にフリーエージェント(FA)になるが、予想されていたほどの契約金は得られないとの見方がある。しかし、米紙『USAトゥデイ』は、打者に専念する大谷にも価値があると主張した。
大谷は今季、投手として10勝を飾り、打者としてア・リーグ本塁打ランキングの首位を独走する44本のホームランを放つなど、かつてないほど好調なシーズンを送っている。そのため、FAになった場合に他球団と結ぶ契約金は5億ドル(約730億9000万円)以上になると予想されていた。それが右肘靱帯断裂により、大幅に減少するとの見方が強まっている。
だが、同紙の考えは違うようだ。大谷について、同紙は「昨季の大谷はマウンドに上がると打撃成績が悪化した。投手としての責任が加わったことが打撃にどれだけ影響したかはわからない。わかっているのは、最初のトミー・ジョン手術から回復したときと同様、大谷は当面、打者に専念するということだ。そして、右肘に重いパットを入れた最近の努力から判断すると、彼は攻撃面で力を発揮し続けるはず」と主張。続けて「右肘の故障のために、大谷はFA契約で何億ドルもの損失を被るかもしれないが、来季彼が投手でなくなったからといって、彼の幻想的な価値が下がるという理由はない。彼はまだ、球界で最も価値のある選手の一人であることに変わりはない」と評価している。
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