【MLB】ヤンキース投手コーチが考えすぎの田中に苦言「必要なのは自分のボールを信用すること」
開幕投手として期待されるも乱調が続く田中。先日のナショナルズ戦では4回7失点と自己ワーストに近いピッチングに終わった。ヤンキースのロスチャイルド投手コーチは田中が投球フォームについて考えすぎていると見ている。
2016/03/26
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開幕に近づくにつれて内容が悪化
現地23日、ヤンキースの田中将大は自身4試合目となるオープン戦に登板。ワシントン・ナショナルズを相手に4イニングを投げ、2本塁打を含む被安打9、自責点7と大きく打ち込まれた。
開幕投手と目されている田中だが、ここ2登板は打ち込まれており調子は下降気味、投手コーチの口からは厳しい言葉も出た。MLB公式サイト『MLB.com』は以下のように報じた。
Masahiro Tanaka has one tune-up start remaining before what is expected to be the second Opening Day assignment of his career, and Yankees pitching coach Larry Rothschild wants the right-hander to get back to trusting his stuff.
自身2度目となる開幕投手が期待されている田中将大に残された調整登板の機会はあと1回だけだ。そしてヤンキースのラリー・ロスチャイルド投手コーチは、右腕に自分のボールへの信頼を取り戻すことを望んでいる。
今季オープン戦初登板となった3月6日のフィリーズ戦では2回無失点、続く11日のオリオールズ戦では3回3奪三振無失点と順調に調整を続けてきた田中だが、開幕が近づくにつれて投球内容が悪化している。
3試合目となった17日のパイレーツ戦では、制球が定まらずわずか2イニングで50球を要し、2失点。そして前回23日のナショナルズ戦では、3回に大量6点を奪われるなど、4回を投げ7失点と渡米後ワーストに近い投球となった。
ここまでオープン戦では4試合に登板し、1勝1敗、防御率7.36。11イニングを投げ被安打16、3被本塁打、9失点となっている。昨年のオープン戦では4試合、14.2イニングを投げ防御率3.07。昨年も最初の2試合は無失点だったものの、続く2試合は共に3失点と時期が進むにつれ調子を落としていた。