【MLB】「肘を守ることで本来の投球が影をひそめた」田中将大に求められる原点回帰
ヤンキースの田中将大が17日のナショナルズ戦で4回9安打7失点と炎上。開幕戦までオープン戦の登板は残り1試合だ。
2016/03/26
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オープン戦最後は内容より結果
田中は大丈夫なのか?辛口で知られるニューヨークのメディアがそろって騒ぎ始めた。ヤンキースの田中将大が17日のナショナルズ戦で4回9安打7失点と炎上。結果はもちろんのこと、内容にも注文がついた。
「これだけ打たれてしまうことはもちろん良くないですし、自分の中でもうまくいっていないという感じはあります。少し考えすぎている部分がゲームの中であるのかなと」
自身の公式HP上で、こう振り返った田中。ニューヨーク・ポスト紙によると、ネット裏のスカウトが持つスピードガンは最速92マイル(約148km)止まりで、速球の平均球速は89マイル(約143km)にとどまったという。
有力視される4月4日の開幕アストロズ戦を前に、残されたオープン戦の登板はあと1試合だけ。29日のパイレーツ戦か、フィリーズ戦のどちらかで、「開幕投手確定」へ一発勝負のテスト。結果も内容も求められる。
もっとも過程だけ見れば、よりスロー調整を強いられた1年前よりは順調かもしれない。昨年はオープン戦4試合の登板で開幕戦に臨んだ。計14回2/3を投げ、投球数は199球にしか届かなかった。
それが今年はすでに4試合で計11回を投げ、投球数は189。次回登板は6回以上、80球前後メドとなり、いずれも昨年の数字を上回ることは確実だ。