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大谷翔平、5億ドル契約は適さない!? 米メディアが反論「それだけの価値がある」【海外の反応】

2023/09/23

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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平

大谷翔平 最新情報

 米メディア『ESPN』の番組に出演した解説者のスティーブン・A・スミス氏が、またもロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手を批判した。それに対し、米メディア『アウトキック』が、いくつか間違っている部分があるとして反論している。

 

 
 大谷は今季、投手として10勝を飾り、打者としてア・リーグ本塁打ランキングの首位を独走する44本のホームランを放つなど、かつてないほど好調なシーズンを送っていた。そのため、フリーエージェント(FA)になる可能性がある今季終了後に他球団と5億ドル(約742億1000万円)以上の契約金を結ぶという予想が大半だった。しかし、右肘の肘内側側副靭帯(UCL)の断裂により登板できなくなり、当分の間は二刀流を披露することが不可能となっている。
 

 
 これを受けて、スティーブン・A・スミス氏は「これでエンゼルスや他の全員が正気に戻ることを願っている」「彼が5億ドルを手にするという話はもう聞きたくない」といった発言を、スポーツ番組で行った。また「エンゼルスは勝てない。ドジャースやブレーブス、他のいろいろなチームを見ても、5億ドルを稼ぐ選手などいないじゃないか」「大谷翔平が投げている試合、打っている試合を見たが、空席だらけだった。客席を埋めることが出来ていないし、勝てないし、私なら彼に大金を渡さない」とも語り、批判的な主張を繰り返している。
 
 スティーブン・A・スミス氏の発言について、同メディアは「一つ、いや二つ問題がある。そのうちの一つは無関係であり、もう一つは間違っている」と反論。続けて「優れた選手が1人いるだけでは、25人、26人のロースターの構成の悪さを凌駕することはできない。そして、エンゼルスはこれまで多くの稚拙なロースターを抱えてきた」とし、「どれもが大谷の責任ではないので、プレーオフ進出を逃したことを彼のせいにするのは単純すぎる。大谷がコントロールできるのは彼自身のパフォーマンスだけであり、それは並外れたものから畏敬の念を抱かせるものまで様々だ。たとえ彼が平均以下のチームでプレーしていたとしても、結果は出なかっただろう」と報じている。
 
 空席が多いという意見に対しては「数ヶ月前にプレーオフ争いから脱落したにもかかわらず、エンゼルスはヤンキース、ドジャース、カブスに次いでMLB4位の観客動員数を記録している。エンゼルスはボストン・レッドソックスさえ上回っている。そして、エンゼルスがオークランド・アスレチックスと同じディビジョンで戦っており、ほとんど閑散としたスタジアムで年に何度も遠征試合を行っていることを無視している。これは明確に、大谷によってチケットが売れていることを示している」と伝えた。最後に「大谷は今オフ、巨額の契約を手にするだろう。それだけの価値がある」と結論づけている。
 

 
【了】



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