勝ち星減の可能性も…ヤンキース、マリナーズ、ドジャースら日本人投手所属チームはリリーフ陣に不安
田中が所属するヤンキース、岩隈が所属するマリナーズ、前田が加入したドジャースら、日本人投手が在籍するチームは、その多くがリリーフ陣に不安を抱えている。
2016/04/01
Getty Images
ヤンキースのリリーフ陣は人手不足
昨年は故障で低調な成績に終わった岩隈久志や田中将大、そして今年メジャーの仲間入りを果たした前田健太。今季活躍が期待されている日本人先発投手たちだが、彼らの所属しているチームには、ある共通の不安がある。それが、安定感に欠けるブルペン陣だ。
田中が所属するニューヨーク・ヤンキースのリリーフ陣は、開幕前には最強の声もあったものの、現在は懸念材料のほうが多い。昨年クローザーとして36セーブ、防御率2.04と圧倒的な成績をあげたアンドリュー・ミラーが現地30日の試合でピッチャー返しを右手首に受け、骨折。今季から加入したアロルディス・チャップマンもDV疑惑による出場停止処分で5月9日まで登板できない。
昨シーズンオフには昨年最多登板のウィルソンとスウィングマンのウォーレンを放出しており、序盤戦は過去2年で144登板のデリン・ベタンセスが1人でブルペンを支える形となる。田中以外にも故障持ちの先発投手が多く、イニングを稼げないことが不安視されていたヤンキースだが、頼みの綱だったブルペンまで人手不足。ジラルディ監督はどのようにやりくりしていくのだろうか。