【MLB】楽天を支えた2枚看板・田中と岩隈。史上初元チームメイト同士の日本人投手対決の可能性
天候やチーム事情という条件付きではあるが、ヤンキース・田中将大とマリナーズ・岩隈久志が、開幕早々に16日、17日のマリナーズ対ヤンキース戦で投げ合う可能性がある。
2016/04/03
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日本人投手の対決は2013年以来実現せず
今年のオープン戦では、岩隈とドジャース・前田健太の投げ合いが実現した。ただ、あくまで調整過程であって真剣勝負の空気は両者の間には皆無だった。
メジャー公式戦での日本人投手の投げ合いは過去に11度ある。99年5月7日のヤンキース・伊良部秀輝対マリナーズ・鈴木誠を皮切りに、13年6月25日のヤンキース・黒田博樹対レンジャーズ・ダルビッシュ有が最後。ダルビッシュと黒田は2度、ダルビッシュと岩隈も2度投げ合っている。もっとも、日本時代にチームメイトだった投手同士の対戦は過去に一度もない。
12年は3度、13年は2度あった日本人投手の投げ合いだが、故障者が増えたことでここ2年間は実現していない。ただ、ダルビッシュが右肘手術から復帰する6月以降はそのチャンスが大きく広がりそう。前田はナ・リーグ在籍だが、ヤンキースとの交流戦3連戦が9月に組まれている。
野手はカブス・川崎宗則のマイナースタートが決まり、マーリンズ・イチローは第4の外野手として控え扱い。マリナーズ・青木宣親が孤軍奮闘するしかない状況で開幕する。日本人野手対日本人投手の直接対決も見たいが、やはり醍醐味は日本人投手同士による手に汗握る投手戦だろう。
その最初のチャンスが開幕早々に訪れる。16日か、はたまた17日か。両雄の登板日を左右する天候や試合開催、ローテーション変更などには目を配る必要がある。ちなみに現在の、4月4日のニューヨークの天気予報は、雨だ