【MLB】開幕戦順延となった田中将大の敵は、中4日登板と低気温
田中将大の今季初登板は悪天候で翌日に順延となった。これにより田中の次回登板は中4日となった。また、今季最初の2登板は極寒の中となりそうだ。故障の懸念を抱える田中にはどちらも心配だ。
2016/04/05
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開幕戦順延で次回登板が中4日
現地時間4月4日に予定されていたヤンキースの今季開幕戦は、悪天候により翌日に順延となった。スプリングトレーニングの登板では必ずしも万全ではなかったものの2年連続の開幕投手に指名された田中将大の登板も、翌日にスライドする。しかし、地元紙『ニューヨーク・ポスト』は、このことに付随する懸念点について報じている。
Monday’s Yankees washout could have one lingering effect for the team. Starting pitcher Masahiro Tanaka now must make his first two starts with just four days between them instead of the five the Yankees prefer for him to rest.
月曜日のゲームが荒天中止となったことにより、ヤンキースはもうひとつ頭痛のタネを抱えることになった。先発投手田中将大は、次回登板にヤンキースが望む中5日ではなく中4日で臨まねばならなくなった。
田中の登板は翌5日にスライドするが(5日はもともとゲームの予定が組まれていない)、次回登板は中4日で日曜日のタイガース戦となる。過去2年、田中がヒジや前腕、右手首の故障を経験する中で、ヤンキースは中5日での登板を基本路線とした。コステロ記者は、月曜日に予定通りゲームが行われていたとすると、田中の今季最初の4度の先発は、中5日で組むことも可能だったと指摘している。その観点では、4日の登板が順延となったのは痛い。
記事では、昨季の田中は中4日登板が4度のみで、中5日は14度だった(中6日以上は5度)ことも紹介されている。なお昨季の中4日の登板での防御率は2.56で、中5日の3.51、中6日以上での4.50と比べても好投している。
ヤンキースのジョー・ジラルディ監督も、「彼ならちゃんとやってくれる。スケジュールの変更は良くあることだ。こういうことに対処していくことも、野球の一部なんだ」と田中の中4日登板に関する懸念を一笑に付したようだ。