【野球人の言霊7】ドジャース・前田健太が登板時に常に意識していることとは?
指導者やプロ野球選手の言葉を通じて、さまざまな思考に触れることができる。
2016/04/08
「調子が100であることの方が珍しい。それくらいに思って、試合に臨んでいます」(ドジャース・前田健太)
投手の良し悪しを語る上で頻繁に語られるのが、好調時と不調時の差をいかに少なくするかだ。好調時にいいピッチングができるのは当然のことだが、不調時にいかに粘り、勝ちにつながるピッチングができるかが投手として評価される。
ドジャースの前田健太は、まさに、その調子の良し悪しを常に頭に入れつつマウンドに上がっている。
「調子が良い時ってそんなに多くないんですよね。だから、調子がいいのはラッキーくらいの気持ちでいますね。基本的には、そうじゃない。その中でいかに抑えられるかが重要だと考えています」
メジャーでは中4日登板を強いられるが、悪い時を想定しながらピッチングを続けてきた彼なら、こなすことができるのではないか。