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【MLB】前田健太の打撃力にカープ元チームメイトも評価「野球センスの塊」「うらやましい」

ドジャース前田健太がバットでもアピールしたことは今後、自身のチーム内での立場をより有利なものにするだろう。

2016/04/08

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昨年も投手限定で打撃2冠に

 かつてその道のプロたちが一番の達人を指名するテレビの企画で、前田は投手ながら12年から3年連続で「バットコントロール」部門でランクインした。
 
 選んだのは当時チームメイトだった梵英心。
 
「野球センスの塊だと思う。(自分が)負けていると思います」
「練習もしていないのに、追い込まれて軽くファウルにする」
「バッターとしては悔しい反面、うらやましいなと思います」
 
 8歳上でプロ通算990安打を誇り、年俸9000万円の実績十分のベテランから、ここまで評価される。長年チームメイトだっただけに、最も近い場所から見続けた上での評価でもある。
 
 前田はもともとPL学園3年時には4番でエース。高校通算27本塁打をマークした。
 
 日本でラストシーズンとなった15年も限りなく投手の打撃3冠に近い2冠。規定投球回に達した投手でリーグトップの打率.194。本塁打はトップタイの1本で、打点だけ6打点でトップの阪神・藤浪晋太郎にわずか1点及ばない5打点で2位だった。
 
 メジャーのナリーグでは、守備位置別に最優秀打者を決めるシルバースラッガー賞が投手でも選出される。ここ2年はジャイアンツのマディソン・バムガーナーの独壇場だ。
 
 14年は打率.258、4本塁打、15打点。昨15年は打率.247、5本塁打、9打点の成績を残した。
 
 同地区で因縁のライバル球団であるドジャースとジャイアンツ。前田の快音がどこまで宿敵に響いたのかはわからないが、ライバル球団の負けず嫌いで有名な左腕エースの尻を叩くことになったのは想像に難くない。
 
 ドジャースは7日からそのジャイアンツと4連戦。今カードでの投げ合いはなさそうだが、実現すればマウンドで、そして打席での両者のアクションは必見だろう。

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