【MLB】レッドソックス田澤、開幕から3試合連続登板に「ファレル監督は、起用したいという誘惑を我慢すべき」
開幕から3試合田澤純一は全ての試合に登板している。ここ数年続いている田澤への起用法に地元メディアは警鐘を鳴らしている。
2016/04/09
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連日登板の危険性
現地4月8日のブルージェイズ戦を含めると、今季はすでに3試合全てに登板している。
4月5日のインディアンズ戦では、田澤の投球はキレていた。大事な場面で1イニングを無失点に抑え、レッドソックスにとっても朗報だった。
だが翌試合、ファレル監督の「毎日田澤を使おう」という戦術は昨シーズンを彷彿とさせる場面を再び作ってしまった。
田澤の投球は走っておらず、元チームメイトのマイク・ナポリに一発を浴びて、敗戦投手となってしまった。
先発投手のバックホルツがもう少し投げてくれれば出番さえなかったかもしれない。だが連投2試合目にして被弾した事実は無視できないと、キャリー記者は指摘する。
また2012年~2015年の間で田澤は連投2試合目で成績を落としていることをボストンのラジオ局『WEEI』のアレックス・スペイアー氏はツイッター上で紹介した。
連投2試合目での防御率は、0.84、0.96、3.24、5.25と年々落ちている。この数字は、ここ数シーズンの登板数を考えれば驚くべき事実ではないと、キャリー記者はいう。
間違いなくレッドソックスはカーソン・スミスの復帰を必要としているが、スミスが離脱している今、田澤を起用する以外の別の選択肢も必要だ。
序盤に田澤の登板数を抑えることは、シーズン終盤にかけてプラスになるはずだ。フレッシュな状態を保ち、スミスが復帰すれば休養を十分に取った田澤と二枚のリリーフ投手が揃う。
2016年シーズンが開幕して3試合と日は浅いが、ここ数年続いている「毎日田澤を使おう」という戦術はどれだけ魅力的であっても避けるべきだとして、記事を締めくくった。
出典: Overusing Junichi Tazawa A Temptation John Farrell Must Resist by Johnny Carey in CBS Boston on April 7, 2016