【MLB】メジャーリーガー養成機関? ドジャース・前田の衝撃的デビューで再び注目を集めるカープ
前田健太がMLBデビュー戦で初勝利を飾った。メジャーリーグのスカウトや米メディアでは過去のカープに在籍した選手のMLBでの実績に注目が集まりつつある。
2016/04/10
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助っ人、黒田、前田……注目されるそのルーツ
鮮烈のメジャーデビューを飾った。ドジャース・前田健太のことである。6日(日本時間7日)のパドレス戦で初先発し、6回を5安打無失点に抑えて初勝利。4回の第2打席では左翼席へソロ本塁打も叩き込み、投打に渡る活躍で本拠地ペトコパークの地元ファンから大歓声を浴びた。
一夜にしてヒーローになったドジャーブルーの背番号18。米メディアもデビュー戦でいきなりインパクトを残した右腕について大きくクローズアップしていた。地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』や米スポーツ専門局『ESPN』、そしてドジャースの公式サイトも絶賛の嵐。そうした流れの中で一部の米メディアやメジャー関係者たちから今、前田のルーツがにわかに注目を集め始めている。広島東洋カープ出身であるという点だ。
広島はこれまでも前田だけでなく、実績のあるメジャーリーガーたちを輩出してきた。言うまでもないが、9日の阪神戦(甲子園)で先発登板した広島・黒田博樹はその筆頭。広島で長年に渡りエースの座に君臨し、2007年オフにFAとなってドジャースへ移籍。2012年から3シーズン、ヤンキースでもプレーして5年連続二ケタ勝利を飾り、メジャー通算7年間で79勝を挙げた。2015年から古巣・広島へ復帰し、先発ローテーションの軸として奮闘を続けている。
レンジャーズのコルビー・ルイスも2008、2009年の2シーズン、広島に在籍。日本で通算26勝を記録した後、2010年から、古巣チームでメジャー復帰を果たした。昨シーズンの17勝は自己最多タイで今季もレンジャーズで復帰後6年目のシーズンを迎えている。