パパとワールドシリーズ初観戦! 少年の夢を叶えた青木宣親の優しさ
29年ぶりにワールドシリーズに進出したロイヤルズ。青木選手や、個人トレーナーの原田雅章氏が住む地域も祝福の嵐だった。そんな中、一人の少年が青木選手宛に1通のお願いの手紙を送った。果たして、その結末は――。
2014/11/17
Getty Images
原田トレーナーの自宅には子どもたちから祝福の嵐
ロイヤルズの地元カンザスシティで試合がある日。
青木は自宅近くに住む個人トレーナーの原田雅章氏の元を訪れ、治療を受けて球場へ向かう。
それはアメリカに渡って3年間、1日も欠かしたことのない青木の日々の日課となっていた。
ロイヤルズが29年ぶりプレーオフ進出を決めると、日頃から原田トレーナーの家に出入りする青木を見ていた近隣住民からの祝福が後を絶たなかった。
家の呼び鈴が鳴りドアを開けると、そこには「今ノリいる? おめでとうって伝えたいんだけど」と子どもたちが興味津々な顔つきで立ち尽くす。
手作りのクッキーやパンの差し入れや、多くのファンレターがポストに投函された。
原田氏は「みんなここにノリが住んでいると思っているんだろうね。俺英語苦手だし、対応に困っちゃうんだよね」と苦笑いするしかなかった。
【次ページ】一通の手紙に、青木選手が応えた
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