和田・岩隈の凱旋登板に対する盛り上がりは野球狂の街・シアトルをしのぐ アメリカメディアが伝える日米野球」【豊浦彰太郎のMLB on the Web!】
侍ジャパンの連勝となった日米野球第2戦では、柳田の活躍にファレル監督も舌を巻いたようだ。本塁打で気を吐いたモーノーは巻き返しに意欲的だ。岩隈・和田の凱旋に対するファンの歓待ぶりも紹介されている。
2014/11/16
Getty Images
ファレル監督が強く印象に残った柳田の打撃
14日、舞台を東京ドームに移した日米野球第2戦は、侍ジャパンが勝利し、2連勝を飾った。溌剌としたプレーを見せた日本代表の中でも、この試合で光ったのが柳田悠岐(ソフトバンク)だ。リードオフとして3安打4打点の大活躍。共同通信は、柳田を絶賛するMLB監督ジョン・ファレル(レッドソックス)のコメントを紹介している。
“Yanagita has a lot of bat speed,” MLB manager John Farrell said. “He’s aggressive and whether it is against a left-handed pitcher or a right-handed pitcher he has swung the bat very well, so he’s an impressive offensive player.”
MLB監督のジョン・ファレルは、「ヤナギタのバットスイングはとても速い」「彼は積極的で、相手投手が左であれ右であれとても素晴らしいスイングを見せた。攻撃的プレーヤーとして印象に残ったよ」と語った。
MLBはこの日の敗戦で2002年以来の開幕2連敗となり、1990年以来の負け越しの危機に立たされている。しかし、2回に金子千尋(オリックス)からバックスクリーン(アメリカ流に言えばバッターズアイ)右に2ラン本塁打を放つなど気を吐いたナリーグ首位打者のジャスティン・モーノー(ロッキーズ)は、まだ諦めてはいない。
Morneau said the All-Stars were still determined to win the series.
“You want to represent MLB well,” Morneau said. “Whether we’re playing basketball or checkers against my wife, in the end it comes down to wanting to win. We’re here to win the series. We know what we are up against so we’ll try to come out tomorrow and hit the ball we so we can win the next game and go from there.”
モーノーは、それでもMLBオールスターの勝ち越しへの決意は揺るぎないと語る。
「だれもがMLB代表の一員として戦いたいと思っているんだ」とモーノーは語る。「バスケットボールであれワイフとのチェスですら、最後には勝利への想いに駆られるものだ。われわれはこのシリーズに勝つためにここに来たんだ。劣勢に立たされていることはわかっている。明日はしっかりと打つ。次戦に勝利し、そこから一気に行くよ」