【MLB】評価急上昇中のドジャース前田「ピンチの場面でこそ、彼の最高の姿が見られる」
12日、本拠地初登板となった前田は6回を無失点に抑える好投。後続が打たれ白星こそつかなかったものの、2試合連続の好投に評価は急上昇。早くも200イニング到達を求める声も出ている。
2016/04/14
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ブルペンが不調だからこそ
本人は、「今日はボールのキレがなかった。悪いなりに0で抑えることができたのは収穫だと思う」と控えめに振り返ったものの、2登板連続で6回を無失点。不動のエースと同様の働きを期待されている。
The Dodgers could use another inning or two from Maeda every time he takes the mound, if only to avoid placing the game in the hands of their combustible bullpen. Clayton Kershaw is expected to pitch 200 innings for the sixth time. Maeda’s goal is to be there with him.
ドジャースが、彼らの信用できないブルペンに試合を手渡すのを避けたいならば、前田にもう1、2イニング投げさせることもできるだろう。クレイトン・カーショウは6度目の200イニング到達が見込まれているが、前田のゴールも彼と同じく200イニングだ。
ここまで前田を含む先発投手の防御率が2.55なのに対し、リリーフ防御率は、6.65という惨状だ。12日の試合でも、前田の後を継いだバエズが同点本塁打を浴びると、8回に登板したハッチャーはダイヤモンドバックスの3番ゴールドシュミットに勝ち越し弾を被弾。9回に投げたコールマンも2失点で敗戦を決定づけた。
ここ数年、チームの足を引っ張ってきたブルペンは、ここまでの試合を見る限り、状況は今年も変わらなそうだ。となればチームの勝利のためには当然、先発投手に少しでも長く投げてほしいとなる。前田も試合後、「球数を減らして、できるだけ長くマウンドに立っていられるようにしたい」と次回登板の目標を語った。
開幕前は先発4~5番手と厳しい見方が大半を占めていたが、ここ2試合の好投で評価は急上昇中。一線級投手のボーダーラインである200イニングを期待する声が出ているのが、その証だ。
出典:The skinny on pitcher Kenta Maeda: The Dodgers just might have made a good call in signing him by Dylan Hernandez in Los Angeles Times on Apr.12 2016