大谷翔平の後払い契約が助けに? 米メディアが考察「今にして思えば…」【海外の反応】
2023/12/30
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大谷翔平 最新情報
大谷翔平選手はロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約989億8000万円)の契約を結んだが、そのうちの97%に当たる6億8000万ドル(約961億5000万円)は契約満了後の後払いとなった。これが、山本由伸投手などを獲得する上で助けになっていると、米メディア『ラスト・ワールド・オン・スポーツ』が報じている。
もし、大谷が後払いなしで7億ドル全てを契約期間中に受け取る場合、ドジャースにとって大きな負担になるだけでなく、ぜいたい税にも大きな影響が及ぶ可能性があった。それを後払い契約によって、10年間は年俸200万ドル(約2億8000万円)に抑えることにより、ドジャースの補強予算に余裕が生まれている。そして、山本と12年総額3億2500万ドル(約459億6000万円)という大型契約に至った。
それを踏まえ、同メディアは「今にして思えば、大谷の巨額の年俸の据え置きは、山本をドジャースに呼び寄せるためのものであったことは明らかである。大谷が7億ドルのうち6億8000万ドルという信じられない額を契約期間終了まで据え置いたことで、ドジャースは同胞を獲得することができたのだ。ドジャースは今冬、タイラー・グラスノー、大谷、そして山本に前代未聞の11億ドル(約1555億4000万円)以上を費やした。次のCBAでこの返済猶予の抜け穴が塞がれるかもしれないが、その間にドジャースはここ数十年で最高と言えるチームを作り上げた」と伝えている。
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