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【MLB】「ドジャースは前田の状態を注意深くチェックすべき」評価急上昇も消えないヒジへの懸念

前田健太が開幕からの好投を続け、評価を上げている。しかし入団前に身体検査で引っかかったことや近年MLBでプレーしている日本人投手を例に、ヒジの故障に対する懸念は消えていない。

2016/04/22

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マエケンの評価は高まるが……

 4月6日のデビュー以来、素晴らしい投球を続ける前田健太。連続無失点記録こそ途切れてしまったが、開幕から3試合連続でクオリティースタート(6回以上を自責点3以内)を記録。現地での評価も急上昇だ。

 当初、前田の評価は先発3~4番手クラス。さらにドジャースとの交渉時のメディカルチェックにおいて問題が発覚。編成総責任者のアンドリュー・フリードマンは、徹底的にリスクを回避する契約を結んだ。

 今のところ前田は契約時の懸念を忘れさせる、安定感抜群の投球を披露しており、デビュー戦では自らのバットで本塁打を放ち、一躍全米中にMAEDAの名を轟かせた。

『ONE WORLD SPORTS』のアル・イエロン記者も、前田健太の活躍を評価した。一方で、入団時にアンドリュー・フリードマンが明かした、メディカルチェックで引っかかった前田のヒジの状態を表現した言葉である “asymptomatic”(自覚症状がない)を引用し、they should also keep a careful eye on him,(ドジャースは前田の状態を注意深くチェックすべき)だと、故障に対する不安が払しょくされたわけではないとしている。

 同時に日本人投手に対する懸念事項を下記のように報じている。

The cautionary tales for any team signing a Japanese pitcher is the number of elbow surgeries and problems for similar past pitchers coming over from NPB, particularly in the last few years.
特にここ数年、日本から来た多くの投手たちはヒジの手術を受けており、これは懸念すべきことだ。

 確かに近年、日本人投手がヒジを故障するケースが増えている。同記事では、ダルビッシュ(レンジャーズ)、田中将大(ヤンキース)、松坂大輔(元レッドソックス他)和田毅(元カブス他)らヒジの故障に苦しんだ日本人投手の名前を挙げている。

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