カブス川﨑が、今季もウェーバーを経由しないで降格される理由
カブスの川﨑宗則は、メジャー昇格後すぐにマイナーへ降格となった。
2016/04/25
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川﨑の今後は?
川﨑は渡米5年目なので、フルシーズンは5年に達していない。カブスでは川﨑の他に、ホルヘ・ソレーアにも4つ目のマイナー・オプションがある。
今シーズンもまた、川﨑はメジャーとAAAを何度か往復することになるだろう。再昇格しても、メジャーに残り続ける可能性は低い。過去3年のメジャー昇格とマイナー降格は、2013年が3度&2度、2014年が2度&1度、2015年は5度&4度だった。
ただ、川﨑と同じ左打ちの控え内野手であるトミー・ラステラにも、マイナー・オプションは残っている。2人は、小柄でパワーに欠ける点も共通している。出場機会は少ないだろうが、川﨑がメジャーで結果を残せば、故障者が復帰した際や投手が足りなくなった場合にマイナーへ落とされるのは、川﨑ではなくラステラということも起こり得る。
なお、マイナーに落とした選手を再び昇格させるまでには、少なくともマイナーで10日を経なければならないが、川﨑はすでにその期間を終えている。
カブスは6月23~26日と8月1~3日に、イチローのいるマーリンズと対戦する。また、川﨑がかつてプレーした2チームのうち、ブルージェイズ戦はないものの、マリナーズとは7月29~31日に試合が組まれている。
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