【MLB】デビュー戦から4試合連続自責点1以下の前田。ド軍伝説的投手、バレンズエラの記録に肉薄するか
前田健太のここまでの活躍は、外国生まれのドジャースの投手によるデビューからの快投ということで、1981年のフェルナンド・バレンズエラを思い起こさせる。
2016/04/26
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1981年に達成された、伝説的な記録
開幕から快投を続ける前田健太は、アメリカの野球ファンの間でもセンセーションとなっている。セイバー系サイト『ファングラフズ』のオーウェン・ワトソン記者は、デビューから目を見張る投球を続ける外国生まれのドジャースの投手ということで、1981年のフェルナンド・バレンズエラと比較した記事を掲載している。
メキシコ生まれのバレンズエラは、全くの無名の存在でありながらその年に急遽代役の開幕投手に指名されると、そこから7試合連続で1失点以下という快投を続けた。そして、最終的には新人王とサイ・ヤング賞を同時受賞している。
記事では、「海外リーグのトップ選手を獲得する際、彼の地での実績をどう評価するかは難しい問題だ」とし、「メジャーでは期待外れに終わる選手もいれば、現地の成績をそのままメジャーでも再現できる選手もいるが、どうやら前田は後者のようだ」と評価している。
バレンズエラの登場は、フィールド上のパフォーマンスだけでなくそのコミカルとも言えるルックスや英語を話せないミステリアスな部分と相まって社会現象となった。地元ロサンゼルスだけでなくアウェイでも「フェルナンド・マニア」と呼ばれるバレンズエラ見たさの観客が殺到した。
ワトソンは「文化的なインパクトまで定量化し、バレンズエラのケースと比較するのは難しいが」と前置きし、数字で比較できる部分に関して35年前のバレンズエラと今季の前田を比較している。