【大谷翔平所属】ロサンゼルス・ドジャースってどんなチーム? 2024年シーズンの戦力補強を徹底解説(打者編)【MLB】
2024/03/18
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テオスカー・ヘルナンデス
ドジャース打線を見ると、あることに気が付く。左打者が多いのだ。レギュラー格の選手では大谷、フレディ・フリーマン、マックス・マンシー、ジェームズ・アウトマン、ジェイソン・ヘイワード、ギャビン・ラックスが左打者なのだ。
大谷やフリーマンは左右関係なく打つので問題ないが、マンシーやアウトマンは左右で成績に大きな差がある。昨季対左投手のOPSが.924だったJ.D マルティネス(現在もFA)が退団したことを踏まえると、できれば補強しておきたい。そこで白羽の矢が立ったのが、シアトル・マリナーズからFAとなっていたテオスカー・ヘルナンデスだ。
ヘルナンデスは、過去3年間で対左投手のOPSが .977と、350打席以上を記録した選手の中では、MLB4位の好成績だ。2023年は打率.258、26本塁打、OPS.741と若干の成績ダウンとなったが、打球速度やバレル率などの数値は依然としてエリートレベルで、バウンスバックが期待できる。また、将来の大型契約をFA市場で勝ち取ることを見越しての1年契約を結んだので、本人もやる気に満ち溢れているはずだ。
ドジャースでは主にレフトのレギュラー、左投手が登板する試合ではライトのヘイワードと交代での起用がメインとなるだろう。トロント・ブルージェイズ時代にはクラブハウスの盛り上げ役だったこともあり、プレー以外でも良いテイストを加えてくれるだろう。