【大谷翔平所属】ロサンゼルス・ドジャースってどんなチーム? 2024年シーズンの戦力補強を徹底解説(打者編)【MLB】
2024/03/18
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ギャビン・ラックス
ドジャースの補強リストを見ても、ギャビン・ラックスの名前はない。それもそのはず。ラックスはドジャースにドラフトされドジャースのファームシステムで育ち、メジャーデビューした。しかしラックスは、昨季のスプリングトレーニングのゲーム中において、送球をよけようとした際に転倒し、前十字靭帯を断裂する大けがを負った。このけがが理由で2023年シーズンを全休。実質的に24年の新戦力として考え、今オフの補強に含ませてもらった。
ラックスは、19年にデビュー。当時はMLB70位、ドジャース内4位のプロスペクトだった。本職はショートだったが、21年まではコーリー・シーガー(現:レンジャーズ)、22年にはトレイ・ターナー(現:フィリーズ)がいたため、セカンド・外野などのポジションでのプレーを余儀なくされた。
そして2人がFAで退団し、23年のショートはラックスか、と思われた矢先のけがだった。直後の会見でラックスは「ドジャースのショートになることは全野球選手の夢だ」と話し、悔しさを露わにしていた。
再起を図る24年シーズンは、ショートがラックス、セカンドがムーキー・ベッツの予定だったが、スプリングトレーニングでラックスの送球難が想定より酷く、双方のコンバートが決まった。ベッツの負担軽減などの面からも、ラックスには早く送球難を克服してほしいところだ。
打撃面では22年に打率.276、6本塁打、OPS.745とプチブレークを果たしたが、元トッププロスペクトとしてはパワー面での向上が欲しいところ。22~23年にかけて肉体改造にも取り組んだようで、明らかな違いが見て取れる。今季は大きな飛躍を期待したい。
【了】