【大谷翔平所属】ロサンゼルス・ドジャースってどんなチーム? 2024年シーズンの戦力補強を徹底解説(投手編)【MLB】
2024/03/20
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ジェームス・パクストン
山本由伸、タイラー・グラスノーの2人を獲得後のドジャース先発陣だが、依然として4番手5番手に不安があった。そんな中加入したのがジェームス・パクストンだ。パクストンはシアトル・マリナーズでメジャーデビューし、メジャー通算156先発で850.2イニングを投げ防御率3.69の実績を持つ35歳のベテランだ。2018年には史上初のカナダ人によるカナダでのノーヒッターを達成している。
20年~22年は椎間板、左ひじ、広背筋と次々と負傷し、3年間で6先発にとどまったが、昨季は19試合に先発。96.0イニング、防御率4.50と復活の兆しを見せている。
投球の7割超をフォーシームとナックルカーブで組み立て、時にカッター、チェンジアップを織り交ぜる。けが明けの昨シーズンはフォーシームの平均球速が95.2マイルと怪我の影響を感じさせなかった一方で、変化球の球速が上がらなかった。米メディア『The Athletic』でのインタビューでは、「変化球の球速を戻したい」と話しており、完全復活のカギとなるかもしれない。