【MLB】ダルビッシュ有もかつて導入を支持。レンジャーズ指揮官、6人先発ローテ起用を模索
今日ダルビッシュ有は傘下2Aで実戦復帰となるリハビリ登板をおこなった。近づくエース復帰の前にテキサス・レンジャース指揮官バニスター監督は6人ローテ起用を示唆している。
2016/05/02
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先発6人ローテ実現のために必要な条件
バニスター監督は6人ローテの可能性について言及している。
“I’ve thought about it, but we’ve got some time before we get there, You’ve got to have the right bullpen mix, the right guys on the bench. There is a lot to consider.”
「考えてはいるが、そこに至るまでにはまだ時間がある。実現するためにはプルペンの組み合わせ、そしてベンチに適切な選手が揃っていなくてはならない。多くの要素が絡み、それを考慮する必要がある」
それでもバニスター監督は、6人ローテには前向きだとグラント記者は言う。
トミー・ジョン手術からの復帰を目指すダルビッシュ、さらには6人ローテに親しみがあるダルビッシュと広島東洋カープに2年間在籍したコルビー・ルイスの存在が大きい。さらにはマーティン・ペレス、デレク・ホランド、グリフィンはそれぞれが昨シーズン怪我で離脱しており、6人ローテにすることで得る余分の1日は長いシーズンを戦っていく上で効果的かもしれない。
ダルビッシュは復帰後、5人ローテで投げるための準備をしていくと話している。だが以前から6人ローテを支持するコメントを残している。
6人ローテを設けるためには、課題も生まれてくる。野手のベンチ入り選手を3人に削る必要がある。そして5月中に復帰が予想される秋信守とジョシュ・ハミルトンを考えた選手の組み合わせが必須となる。ベンチには外野全てのポジションを守ることのできる外野手が必要となる。
ブルペンには複数イニングを投げることのできる投手が最低でももう一人必要となる。現時点ではシーザー・ラモスが唯一のロングリリーフだ。だがラモスをマイナーへ降格できるオプションを残していない。
もしラモスを複数イニングで起用する試合があった場合、翌試合頼れる2番目の選択肢が必要となる。フィル・クライン、そしてアレックス・クラウディオが複数イニングを任される存在として可能性を秘めているのではないかと、グラント記者は6人ローテを実現するための選手を提案し、記事を締めくくった。
出典: Rangers manager Jeff Banister considering temporary six-man rotation for Yu Darvish’s return by Evan Grant in The Dallas Morning News on April 29, 2016