【MLB】前田健太、メジャー移籍後最短の降板。ここ3試合で10失点に「他球団は弱点を見つけた?」
11日の登板で投手に2被弾、敗戦投手となった前田健太。他球団もビッグデータを用いながら、前田攻略に乗り出しているようだ。
2016/05/14
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メジャー最短での降板
ドジャースの前田健太は現地時間5月11日、本拠地ドジャースタジアムで行われたメッツ戦に登板。相手投手であるシンダガードに2本の本塁打を打たれるなど、5回を投げて6被安打3奪三振3四死球4失点。4月28日以来となる2敗目(3勝)を喫した。
『ESPN』のダグ・パディーラ記者は、前田の登板をregrettable(遺憾、悔やまれる)と表現。前田にとって何ともほろ苦い試合となってしまった。
同記事では、通訳を通じた前田のコメントを報じている。
“They were definitely not good pitches, the ones he hit for home runs, it ended up being a regrettable result that contributed to a total of four runs.”
(今日の)ピッチングは全く良くなかったです。そういった中で(シンダガードに)ホームランを打たれ、4失点という残念な結果となってしまいました。
前田自身調子が悪かったことを認めているように、指揮官であるロバーツ監督も、いつもより前田の速球が走っていなかったと指摘している。
I thought, one through eight, he did a great job. But he wasn’t as sharp as he has been with fastball command or breaking-ball crispness. But he still finds a way to get guys out.”
(シンガダード以外の)1~8番打者には素晴らしい投球をしていたと思う。ただ、ブレーキングボール、速球はいつものようなシャープさはなかった。(そんな状況の中で)前田は何とか切り抜けようとしていたのだが。
同記者は、シンダガードが2本塁打を放ったことに対して、Syndergaard’s day (シンダガードの日)と表現し、前田のピッチングを責めるというよりも、シンダガードの活躍をたたえている。