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【MLB】持ち味取り戻した青木、マリナーズ首位陰の立役者「僕が出塁すれば良いことが起こる」

好調シアトル・マリナーズは3番のカノが打点を稼いでいる。それは青木・スミスの1・2番の出塁による結果でもある。

2016/05/07

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青木はリーグ有数のトップバッター

 シアトル・マリナーズが好調だ。5月6日現在、17勝11敗でアメリカンリーグ西地区首位に立つ。

 攻撃陣はロビンソン・カノを中心に長打が良く出ており、チーム本塁打38本はリーグトップ。先発陣・救援陣共に安定感があり、投打の歯車がかみ合っている印象だ。

 中でも主砲のカノの活躍は際立っている。不動の3番打者として開幕から打点を荒稼ぎ。現在30打点は両リーグを通じてNo.1である。

 そのカノの活躍を、陰で支えているのが1、2番コンビの青木宣親とセス・スミスだ。

『Seattle times』のライアン・ディビッシュ記者はCano credited Norichika Aoki and Seth Smith for getting on base and giving him the opportunities as well (カノは、青木宣親とセス・スミスの出塁能力に信頼を寄せ、それがカノに(打点を稼ぐ)機会を与えている)と報じている。

 同記事ではカノの青木に対するコメントも掲載している。

We have one of the best leadoff hitters in the game, Every at-bat he sees five or six pitches. I said in Spring Training, he’s one of the best leadoff guys in the game. He’s not a guy trying to hit homers, he’s always trying to use the other side of the field.
僕たちのチームには、リーグ屈指の1、2番コンビがいる。毎打席、青木は投手に5~6球ボールを投げさせる。僕はスプリングトレーニングで、彼はリーグ有数のトップバッターだと言った。決してホームランを狙わず、常にフィールドの逆方向にボールを飛ばそうとしている。

 今シーズン、青木は開幕から不調に苦しんだ。開幕から17試合、打率.217、出塁率.250 新加入のリードオフマンが、期待を裏切るスロースタートであった。しかし、ここにきてやっとエンジンがかかってきた。最近10試合で9安打を放ち、四球も12選んでいる。出塁率も急上昇し、現在.333まで上がってきた。同記事では通訳を介した青木のコメントを紹介している。

We have a lot of good hitters behind me. When I get on base, something good happens. I look forward to that. It’s important.
僕の後ろには、たくさんの強打者が控えている。僕が出塁すれば、きっと良いことが起こる。僕はそれを楽しみにしている。それが重要なんだ。

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