大谷翔平、違法賭博疑惑はメジャーだから起こった！？ MLBが見直すべき“欠陥”は…【第3回】
2024/04/05
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プロ入り後の悪しき”誘惑”で…
プロ選手になって高額の給与を、高卒や大卒直後で手にすることのリスクは、素行との問題として表裏一体だ。その使い方を間違うと犯罪や借金への元になるし、交友範囲も変化し、好ましくない付き合いを始める選手もいる。特に寄って来る者による影響も少なくないだろう。
選手の管理をどこまでするか、プライベートなことは個人に任すでは、済まされないのが、このプロスポーツ選手のマネジメントに関することで、多方面への影響が大きいことだ。チームがどこまで踏み込むか、その基本骨子は日本野球機構やMLBが提示すべきなのだろう。
そのうえで、選手を管理下におかないと、選手個人に関わる問題行動を防ぐことはできない。選手自身が自制できることなど、ほぼない。人付き合いも正常化するための「フィルター」を通す必要があると思われる。また、選手間においても問題行動が大きくならないうちに通報できる窓口を用意すべきだろう。
そこには個人が特定されないように守秘義務を担保したうえでのことだ。その受け皿もはっきりしていない、というか無いのが現状で、結果事が大きくならないと動き出さない。この点に関してはほとんど放置されているような状態で、問題が大きくなると放出するというだけの、およそ単純なレベルに成り下がっているのが現状だ。