【MLB】12本届かず? イチロー、今季中の3000本安打達成に出場機会の確保が絶対条件
今季、ここまでイチローの打棒は好調だ。しかし、開幕時点であと65本だった3000本安打達成のポイントは、この調子を維持できるかよりも出場機会をどれだけ確保できるかにある。
2016/05/10
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今季中に3000本に到達できるか?
しかし、コンスタンティーノはCBSスポーツが今季ここから先、イチローは167打数で打率は.245と予測していることを引用している。そうするとあと稼げるのは41安打で、シーズン通算は53本となり、3000本には12本届かない。
チームが27試合消化で36打数のペースなら、今季215打数となる。65本の安打を稼ぐには打率3割越え(.302)が必要だ。しかし、イチローは打率3割からは2010年を最後に遠ざかっており、昨季は.229まで低下した。すでに42歳の年齢を考えると、今季終盤まで3割を維持している可能性は低いとしている。
したがって、イチローが今季中に3000本安打を達成するには、出場ペースのアップが不可欠というのが記事での結論だ。もし、今季300打数以上得られるなら3000本安打達成には打率.220で良いし、.250打てるなら260打数でも到達できる。
それには、(残念なことだが)レギュラーの外野陣に故障者が出ることが必要だ。イエリッチ、オズーナ、スタントンとも昨季は故障や不調でかなりの試合数を欠場した(その結果イチローは予想外に多い398打数を得た)。今季、この3人が全員145試合以上出場する可能性は限られるのではないか、と述べられている。
The race to 3,000 hits will be a fascinating one to follow as the summer goes on. It really will just come down to the opportunity Ichiro gets. Even a 15-day disabled list stint for a Marlins outfielder could result in 50 extra at bats for Ichiro and greatly enhance his chances of reaching the milestone this year.
これからシーズンが深まるに連れ、彼の3000本安打へのファンの関心は一層高まっていくだろう。そして、達成はひとえにイチローがどれだけ出場機会を得られるかに掛かっている。レギュラー外野手の誰かが15日間の故障者リストに入るだけで50打数確保でき、イチローが今季中にこの金字塔に到達する可能性が大いに高まるのだ。
出典:”Ichiro off to a fast start in his quest for 3000 hits” @ Baseball Hot Corner by Rocco Constantino in May 6th 2016